スポーツ選手がパフォーマンス向上のためにコーチをつけるのが一般的には知られています。技術指導をしたり、またトレーニングのサポートをしたり。ほとんどの方が「コーチ」又は「コーチング」と言われるとその様な光景を思い浮かべると思います。ですが、ビジネスの分野においてもコーチを雇う方が多くおられます。
実は、「スポーツの指導者=コーチ」「スポーツの指導を行う=コーチング」ではありません。
ではコーチングとは一体どのようなものなのでしょうか?
ビジネス界においてもその効果が注目されているコーチング!
コーチングをひとことで言い表すと対話によって相手の能力や可能性を引き出し、本人自らが目標達成へ向けて行動することをサポートするコミュニケーションスキルのことを言います。その効果はビジネス界においても広く証明されています。
コーチングの目的は、あくまで個人を尊重し、個人の考える力を育てるところにあります。コーチングでは「こうしろ」「ああしろ」といった指導は行いません。指導することなくクライアントを目標達成まで導いていく手法がコーチングです。
コーチはクライアントに対して様々な角度からの問いかけや提案を行っていきます。あくまで選択権はクライアントである本人にあります。コーチは質問型のコミュニケーションを多用することで、目標に対して取るべき行動をクライアントが自ら選択することを促していきます。クライアントはコーチとの対話のなかで様々なことに気づかされます。 コーチングによって得た「気づき」こそが個人の行動を変えるのです。
問題を解決していく方法、そして目標を達成していく方法、その答えや能力を引き出すのがコーチであり、そのプロセスがコーチングであります。